|
食育は、まさに食の教育全てを指す言葉として使われています。人によって、食への思い入れは違っていますので、何を問題として食育に取り組むかは、取り組む人の問題意識によって違ってきます。ここでは、今後の日本を見据えて、今、早々に取り組んでおく必要のある食育について紹介します。一つは、食生活の改善に取り組むための目標として策定された「食生活指針」を実践していくための「食育」、もう一つは、食の安全・安心に関する「食育」です。
食生活に気をつけている方も、そうでない方も、病気など何かのきっかけで、普段の食生活を振り返ってみたことがあるのではないでしょうか。しかしながら、食生活を見直すと言っても、個別の穀物、肉、野菜ごとに含まれている栄養素を調べて、何をどの程度食べれば良いかなどと、考えるのは簡単ではありません。
食生活指針とは、誰もが食生活の改善に取り組めるように配慮して作られた具体的な目標です。10項目から成り、平成12年3月に当時の文部省、厚生省、農林水産省により策定され、三省では食育の一環として、その普及と実践の促進に取り組んでいます。
実は、国際機関も指針の策定を提唱しており、多くの国がそれぞれの実情に合った指針を策定しています。ほぼどの国の食生活指針も、7から10項目ぐらいで、その内容には、食事を楽しむとともに、穀類、野菜・豆類、牛乳・乳製品を摂り、脂肪や塩分及び飲酒を控えるという内容が中心になっています。
ぜひ、食生活指針をご覧になって下さい。そして、どれくらい実践しているかチェックしてみてください。各項目には、それぞれ大切なメッセージが含まれています。また、この際に、食生活指針を理解するうえで基礎となる栄養素なども合わせて勉強しておくと、今後、とても役に立つと思います。
→詳細 「食生活指針の策定経緯」、 「諸外国の食生活指針」
「知っておきたい食や栄養の基礎知識」へ
食べ物が安全であることは当たり前のことですから、日々、深く考えて暮らすことはないと思います。しかし、いざ事件が発生したとき、どうしてよいか迷ったり、漠然と不安に包まれた経験はないでしょうか。
気をつけていても、食品に関係する事件は発生してしまうことがあります。製造工程で異物が混入した事件の中には、ほとんどの製品には安全性に問題がないケースもありますが、食品製造業者は、当日の製造された全ての製品を回収・廃棄している事例も見られます。食品製造業者では、無駄とは知りつつ、会社の存亡に関わる事態になることを避けるため極端な措置をとりがちです。私たちが、過剰反応を起こさず、冷静な判断力を持つならば、このような無駄は避けられるはずです。
また、食品添加物の保存料などを、ただ忌み嫌ってはいないでしょうか。これらの食品添加物は、厳しい試験をパスして使用されていますし、食中毒を防ぐ上で役に立っています。
さらに、品質が良いもの、安全なものを安心して購入するため、店頭で表示や鮮度を確認することも大切です。
→詳細 「食品の表示」、 「BSE対策」、などへ
|