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食料自給率と世界の食料需給
 
 
国際的な農産物の需給動向は、変動が大きいと来きいてますが、どうなんでしょう。

(1) 需要は年々増加していますが、生産(供給)は、年によって変動します。

  1. 需要面では、開発途上国を中心とした人口の増加に加え、畜産物消費の増加に伴う飼料用穀物の需要増などから、消費量は確実に増加してきました。
    これに対して、供給面では、全体としては生産が増加していく傾向にありますが、生産主要国の農業政策の変更やその年の作況による変動が見られ、それに伴って、価格も乱高下しています。
  2. 世界の代表的な貿易品目である小麦、とうもろこし、大豆について、1960年以降のここ40年ほどの動向をみると生産量・消費量とも3倍近くの伸びを示していますが、その間、価格はその年の豊凶により、大幅に乱高下する年がかなりあります。

(2) 特に、最近では在庫率の傾向が続いたものの、2004/05年度は5年ぶりに生産量が消費量を上回るため需給は緩和されるが、依然在庫率は低水準です。
これは、アジア、特に中国の需給状況が反映しているようです。

表:最近の中国の在庫量の推移
(単位:100万トン)
在庫量 小麦 とうもろこし
2000/01年度 91.9 102.4
2001/02年度 76.6 84.8
2002/03年度 60.4 65.0
2003/01年度 43.3 43.9
2004/05年度(予想) 38.3 33.1
(資料:米国農務省)

(3) また、世界の人口増、発展途上国の経済成長に伴う消費が増加する一方で農地の世界的な減少傾向のほか、水資源の枯渇、砂漠化、異常気象等の不安定要素から、穀物等の国際需給に影響を与えた主な事情

 
 
1960年代後半 世界的に豊作、価格も低水準
1970年代前半 世界的な異常気象
1973-74年 米国の旱魃(我が国への大豆の輸出停止)とオイルショックによる高騰
1970年代後半 生産刺激による生産増加により価格低下
1980年代 前半は米国の熱波などで価格上昇、後半は安定
1990年代 95-96年頃に米国の不作により一時高騰その後は、生産拡大もあり、
価格は低迷して推移
2000年代 02年のエルニーニョ現象の発生や03年の猛暑などで穀物の生産は
減少気味に推移、在庫が減少しており、価格は上昇。
2004年 米国等での好天気による豊作により、価格は下落基調で推移
 


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