〔食生活指針の実践のために〕
○塩辛い食品を控えめに、食塩は1日10g未満にしましょう。
○脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
○栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。
○塩辛い食品を控えめに、食塩は1日10g未満にしましょう。
食塩のとりすぎは、高血圧、ひいては脳卒中や心臓病を引き起こしやすくし、また塩辛い食品のとりすぎは胃がんを起こしやすくしますので、食塩は10g未満にすることが目標となっています。
現在、国民平均一人一日当たりの食塩摂取量は11.2g(平成15年国民栄養調査)と依然過剰摂取の状況にあります。「第6次改定日本人の栄養所要量」においても、高血圧予防の観点から、食塩の摂取量は1日10g未満が望ましいとされています。
- ●(参考)塩分の摂り過ぎは身体によくありません。
生き物に塩分は不可欠です。浸透圧の調整、水分の保持、血圧の維持などの重要な役割を果たしています。
塩分のとりすぎが身体に悪いのは、動脈壁の細胞に貯まると、細胞に水ぶくれが起こり、動脈の内腔が狭くなってしまい、高血圧になるからです。高血圧を放置すると、動脈硬化を引き起こすばかりでなく、血管がもろくなって脳卒中や心筋梗塞を誘発します。
○脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
脂質(脂肪)のとりすぎは、心臓病や大腸がんなどの原因になるため注意が必要です。脂質の摂取については、成人では摂取エネルギーに占める脂質の適正な摂取比率は20%〜25%とされていますが、栄養調査の結果によれば、脂肪エネルギー比率は急激な増加を示し、20〜40歳代で適正比率の上限とされる25%を超えています。
なお、脂質は量だけでなく、種類によって健康に及ぼす影響が異なります。動物、植物、魚類には異なった種類の脂肪酸が含まれていますので、これらの食品をバランスよく摂ることが大切です。日本人栄養摂取の現状では、動物4:植物5:魚類由来の脂肪1程度となっています。同じグループの食品でも脂肪酸組成は必ずしも同じでないので、脂肪酸組成での割合は、飽和脂肪酸(S)3:1価不飽和脂肪酸4(M):多価不飽和脂肪酸(P)3を目安とします。
○栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。
最近では栄養成分表示のある食品やカロリーなどを表示している外食店が多くなっています。食塩や脂肪をとりすぎないためにも、これらの栄養成分表示をよくみる習慣を身につけたいものです。