食品は、味や品質を損なわないように衛生的に保存します。多くの食品は、低温に保った方が変質しにくいのですが、冷蔵庫では微生物の繁殖は止められないので、早めに使いましょう。
家庭では、冷凍・冷蔵庫を利用したり、冷暗所においたり、土中に埋めるなどの方法で食品に合った保存をし、保存期間内に使います。
また、週に何度も買い物に行けない、あるいは、いい品を安く売っていた時など、何かとまとめて買う機会があります。そんな時は知っておくと便利な保存法もあります。
(1)冷凍保存
冷凍・解凍の知識があれば、まとめ買いをしたり、作り置きをしたりで、いざというときに役立ちます。
冷凍することで組織が壊れたり分離したりするものは冷凍できません。
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生野菜は変化を起こすのでゆでたり、炒めたりしてから冷凍。
- 冷凍庫内は乾燥しているので食品の包装は二重に。
- カレーやシチュー、ごはんなどを冷凍保存するときは、冷気の伝わりやすい金属容器 に、下にラップを敷いて薄く小分けにして入れるとよいでしょう。
解凍には大きく分けて二つの方法があります。生ものは自然解凍、生の肉や魚などは半解凍で調理開始。ゆでた野菜や調理した食品、下ごしらえをした半調理品は凍ったまま調理加熱してしまうものです。電子レンジ解凍はすべての食品を秒・分単位で解凍し、調理済み食品なら解凍加熱が同時にできて便利です。
(2)冷蔵保存
冷蔵庫内の感染に注意。食品についている菌は低温で生き続けています。中毒を起こす菌は肉や魚、その加工品などにつき、汁がたれたりすることで感染します。常にきちんと包装して、ほかの食品と接触することのないように。
また、「なんでも冷蔵庫に入れれば安心」は間違いのもとです。薄切り肉やひき肉、冷凍の切り身、さしみ、鶏肉など人や手や空気に多くふれたたんぱく質のものは1-2日が限度です。豆腐やスライスハムも用心しましょう。冷蔵庫内の感染を防ぐため2週間に一度は庫内のぬれぶきんでふき、逆性石けんか消毒用アルコールで二度ぶきします。
(3)まとめ買い保存法
丸のままの魚は、さっと水洗いしてから内臓をとり塩水で洗って水気をとり、軽く塩をふります。ラップに包んで冷蔵庫へ。日持ちさせたいなら冷凍庫へ。
薄切り肉はそのままでは1日くらいしか日持ちしないので、玉ねぎやにんじんの薄切りと一緒にオイル漬けにして置くと味も良くなり日持ちもします。ひき肉は炒めて保存した方が無難です。豚肉はゆで豚、焼き豚などにしておけば1週間くらいは持ちます。
鶏肉はいたみやすいので酒蒸しなどにしてラップに包んで冷蔵庫に入れておけば2-3日くらいは持ちます。サラダやあえものに使えます。
牛乳は残りそうな時はホワイトソースにして冷凍します。
葉ものは新聞紙にくるんでからポリ袋に入れて冷蔵庫へ。買ってすぐにゆでて冷凍しておけば便利です。
レタスは芯をくり抜いて焼酎を含ませた綿を詰め、ぬれたふきんに包んでポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
キャベツも同様芯をくり抜いて、水を含ませた綿を詰め、新聞紙に包んでポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
白菜は新聞紙に包んで冷暗所にしまう。または乾いた土の中に埋める。
だいこんは葉は切り落としてゆでて使う。新聞紙に包んでポリ袋に入れて冷蔵庫か冷暗所へ。
ゆでたけのこは密閉容器に入れて冷蔵庫へ。水をかえる。
芋は寒さと湿気を嫌うので、新聞紙に包んで暗くて風通しのいい所で保存します。
ねぎやごぼう、だいこんなどの泥つきの野菜は、日陰を選び土に埋めると1か月くらいは持ちます。
豆腐は塩をひとつまみ入れた水に浮かせて密封し、冷蔵庫に入れます。
納豆は長く持たせたいときは少量ずつラップに包んで冷凍します。解凍は室温で。