●焼き芋屋の引き文句「九里四里旨い十三里」
実りの秋、食欲の秋がやってきました。夏に衰えた食欲・体力を回復し、冬に向かいエネルギーを蓄えるために、自然はおいしいものをどっさり用意してくれています。その中からビタミンC・Eを多く含む美容野菜ともいうべき「薩摩芋(さつまいも)」を紹介しましょう。盛夏から姿をみせるのですが、甘味が強くなり、おいしいのはこの季節。
江戸中期に青木昆陽が、救荒食物として普及させたことは有名です。甘藷や唐芋・琉球芋とも呼ばれ、どこから伝わってきたかも良くわかりますね。
主成分は炭水化物ですが、セルロースという不溶性食物繊維が腸管に刺激を与え、運動を活発にして、排便を促すのです。
さつまいもを切ったときにでる白い液体成分であるヤラピン(皮にも含まれます)も、便秘の予防・解消に効果があり、便通がよくなることで、大腸がんの予防にもなります。
ビタミンCは100g中29mgとミカンなみ、しみ・そばかすを予防でき、さらに肌のうるおいを保つビタミンEも含まれるので、美肌効果が期待できますよ。
ちなみに、ビタミンCは熱に弱いのでは?と思われるかもしれませんが、さつまいもに含まれるビタミンCは、蒸しても7割はこわれない丈夫さ。
焼く・蒸す・煮るなど、どの方法でもおいしく、お菓子にも利用できますが、食べ過ぎるとエネルギーの摂りすぎになるのでご注意。
ご飯に炊き込んで「さつまいもごはん」、小豆と一緒に煮て「いとこ煮」、りんごやレーズンと煮る「さつまいものフルーツ煮」などぜひおためしあれ。