人生の働き盛りともいえるこの時期をうまく乗り切るには食事も含めた、よい生活習慣を守り、健康管理することがポイントです。
<低塩でおいしく食べる>
減塩はこの世代だけではなく、日本人全体が心がけなければならないテーマです。食塩のとり過ぎは高血圧症の原因となります。食塩を減らすためには、食品中の塩分の量を知り、1日にどれくらいの食塩を摂っているかを知ることが大切です。1日に摂る食塩は10g 以下におさえましょう。レモンやごま、スパイスなどを上手に利用して味にアクセントをつけうす味でも気にならないようにします。
魚や肉、卵、大豆製品のいずれかを毎食必ずとり入れることは、働き盛りの世代にとってはとても大切なことです。肉類なら香辛料や柑橘類、酢などをきかせて味にめりはりをつけた上で塩分を控えることが低塩料理のポイントです。また、どんな料理にも野菜をたっぷり組み合わせましょう。
■減塩生活のポイント
- 食卓の上に食卓塩やしょうゆを置かない
- 加工食品をできるだけひかえる
- 漬け物は一夜漬けにする
- めん類の汁は全部飲まない
- みそ汁は1日一杯まで
- 外食はできるだけひかえる
- うす味になれる
<低脂肪でおいしい食べる>
肥満や高血圧、心臓病などの生活習慣病とすぐには結びつきやすい年頃です。体重の変動に注意してエネルギーをとり過ぎないように心がけて下さい。しかし、肉類を食べないと体力が出ませんので、材料の選び方や料理法次第で肉料理も低脂肪な一品になります。
■減脂肪のポイント
- 脂肪のとり過ぎには、くれぐれも注意しましょう。一般成人の場合、脂肪の適正摂取量は以下を目安とします。脂肪が多すぎると、肥満、心臓病や糖尿病の誘発などが生じます。 脂肪が少なすぎると、血液中コレステロールの代謝障害や、成長の阻害などが起こります。
■動物性の脂肪より植物性の油を多めに摂りましょう
動物性脂肪と植物性油を摂る比率は、1対1〜2が理想的です。 獣肉などの動物性脂肪には飽和脂肪酸という物質が含まれています。この物質はコレステロール値を上げ、動脈硬化を進めます。 植物性油に多く含まれている不飽和脂肪酸は、コレステロール値を下げ、動脈硬化を抑えます。
■植物油と共に魚も積極的に摂るようにしましょう
動物、植物、魚類由来には異なった脂肪酸が含まれています。これらの食品をバランスよく摂取することが望ましいです。そこで、日本人の現状の摂取割合をみると、動物:植物:魚類由来の脂肪摂取割合は、4:5:1程度となっています。しかし、同じグループの食品でも脂肪酸組成が同じではありません。脂肪酸には飽和脂肪酸(S)、一価不飽和脂肪酸(M)、多価不飽和脂肪酸(P)があり、それぞれ3:4:3を目安にとることが望ましいとされています。魚介類の脂肪(エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸)には、獣肉に比べて不飽和脂肪酸が多く、植物油よりもさらに動脈硬化や血栓を予防する作用があります。
<食物繊維をたっぷりと>
食物繊維は肥満や糖尿病、高脂血症、高血圧、胆石、大腸がんなど、多くの生活習慣病を予防する働きを持っています。穀類や豆類、きのこ、海藻などを毎日たっぷりとる習慣をつけましょう。また、そばや玄米なども高繊維食品です。
<野菜たっぷり、ビタミンたっぷり>
野菜嫌いや摂取不足のお父さんが多いと思います。外食のがちなこの世代こそ3食ごとに野菜をたっぷり食べなくてはいけない世代です。野菜に含まれているビタミンAやC、Eなどはがんを予防する力をもっていると言われてます。新鮮な季節の野菜を和風、洋風、中華風、韓国風などいろいろな料理法で食べましょう。特に緑黄色野菜を。
鍋物やスープ類は野菜をたっぷり食べられます。家庭ならごはんを野菜で包んで食べるなど工夫してみましょう。