一般的に小学校に通う6歳から11歳の子供を学童と言います。学童期は、食生活の基礎が完成する時期なので正しい食習慣を身につけるようにして下さい。脳はほぼ12歳でストップするといわれています。歯も乳歯から永久歯へとはえかわり、骨も太さ、硬さを増してきます。そして、筋肉も発達するのもこの時期です。
<学童期の食事のポイント>
成長期の食事は、子供の成長の時期によってそれぞれ違った意味を持っています。食事は子供が大きくなるための栄養補給として重要な意味を持っています。これからは食品や外食産業が益々発展、普及し、発育期の子供にとって加工食品や外食の内容についても十分な知識を持つようにして、子供の食事に加工食品や外食を利用する時はそれぞれの長所と短所をよく考えて上手に利用するように心がけましょう。
食生活の基礎ができる時期ですが、父親はもとより、母親もこの時期になると、職業を持ったりして外出する機会が多くなり、核家族化による家庭での食育機能が低下しています。その一方では、家族間の生活時間のズレ等から、家族揃っての食事の機会が少なかったり、外食や調理食品を利用する機会も増えています。
こうした中で、子ども達の食と健康の基礎的な知識不足、食に対する関心の薄れ、食事マナーの乱れなどが指摘されるとともに偏った食事による肥満や小児生活習慣病の増加等が懸念されています。
このような事態を防ぐためには、子ども達が食べものに関する基礎知識を学び、簡単な買物や調理、メニュー選択ができ、正しい食事マナーを身につけることが特にこの時期に始めることが大切です。
子ども達を取り巻く食環境は大きく変化しています。豊かで便利であればこそ、食べものの適切な摂取量や種類を母親だけでなく、子ども自身も一緒に学んでほしいものです。そのためにも食生活体験の場を提供することが大切です。家族揃ってその日の出来事が話し合えるような楽しい食事を子どものために用意して下さい。これを機会にレジャーを兼た家庭菜園や食事づくり、買物などいろいろな食体験をさせてみてはいかがでしょう。学校でも総合的学習の時間や家庭科、給食の時間など食にかかわる問題も取り上げています。家庭でも「食」についていろいろ子どもと一緒に学ぶ機会をぜひ作ってみて下さい。
1日3回の食事をとるのは、人間の体の中では様々な代謝が行われています。一定のリズムを保っています。例えば、昼間は体温が上がり心拍数も増大し、活動をするのに都合よくできています。しかし、生活時間が多様化していることから朝食を抜いたり、夕食を遅く摂るなど食事や起床時間が不規則になりがちです。消化、吸収、代謝のリズムが崩れ健康状態に影響を与えます。多種類の食品を料理に取り入れることによって、バランスのとれた食事が出来ます。
生活の忙しさの中で、次第に手作りの家庭の食事の影が薄くなってきています。だからこそ、子ども達に「つくる」こと「食べる」ことの距離を近づける工夫をしてほしいのです。親が子どもに食べものの選び方などを体験的に教えるのは、買物に一緒に行った時がよい機会です。買物をしながらの問答から、子どもたちは品選びの大切さやどのように生産され、流通し、食卓にとどくまでのプロセスを学んでいくことができます。
また、料理のプロセスを話しながら品選びをすると、野菜や肉の種類などいろいろ知ることができるはずです。こうして、子ども達が買物から調理、配膳、食事、後片づけまでの日々の食卓づくりへ参加することが食への関心を高めることにつながり、親子のコミュニケーションにもつながります。
食事は一家団らんの場と時間です。この時に食事マナーをはじめ、箸を上手に使えるよう家族みんなで練習しましょう。また、それぞれの家族の出来事など話し合うコミュニケーションを図り楽しい時間となるよう家族でお互いに心がけましょう。