赤ちゃんが産まれてから満1歳になるまでの期間を乳児期と呼びます。この1年間に、赤ちゃんの体重は出生時の約3倍に増え、運動機能の発達も進み、おすわりをしたり、ひとり歩きできるようになるなど、生涯のうちで成長が最も著しい時期であり、この時期の栄養の良否が将来の成長発達にも大きな影響を及ぼすことになります。
<乳児期の食事のポイント>
「授乳」は単に栄養面だけでなく、病気にかかりにくくし、精神的にも安定した性格をつくるなど、いろいろな面からみても最適なものです。仕事を持つお母さんも夜だけでも母乳栄養にし、昼は搾乳器などを使ってできるだけ絞っておきましょう。子供と親を結ぶ絆としての食事とも言えます。人工乳で育てる場合も、子供とのスキンシップは忘れないで下さい。
離乳とは、乳汁だけで育ってきた赤ちゃんに様々な食事を与え、次第にその固さや量、種類を増やして、幼児食へと移行させる過程を言います。
<離乳を始める時期>
4〜5ヵ月ぐらいになると赤ちゃんが大人の食事を見て、自分も食べたいかのように口をモゴモゴ動かすこともあります。これが離乳食を開始する大きな目安です。赤ちゃん自身がおっぱい以外のものを受け入れる体制が整ってきたとみてもいいでしょう。
<離乳の進め方>
離乳を始める2〜3ヵ月前頃から、果汁や野菜スープなどでいろいろな味に慣れさせておきます。つぶしがゆやポタージュなど、ドロドロとした食物を与えることから、次に野菜、卵、魚と次第に品数を増やしていきます。調理の形は、ドロドロ、ベタベタ、フワフワ、ブツブツと順々に形のあるものにします。最初は1日1回程度、6〜7か月頃には1日2回、9か月頃には1日3回の食事へもっていきます。
離乳の完了は、形のある食物を噛み潰すことができるようになり、栄養の大部分が乳汁以外の食品から摂取できるようになったら、離乳の完了です。 通常は、満1歳頃までに完了します。